建物被害を工学的な裏付けを
もとに合理的に判断します。

昭和51年の会社設立以来、100万軒以上の調査を全国で手掛けてきました。この豊富な実績から生まれたのが被害予測システム「CADAP」です。このCADAPはこれまで不可能に近いといわれた建物の振動被害、沈下被害に対する予測の定型化・定量化を可能にした被害予測システムです。
また、起こってしまった被害に対しても、被害状況から遡って、原因の究明を行い被害原因を特定することができます。現在では被害予測においてとりわけ重要な「影響範囲の予測」に的を絞った「CADAP-Jr.」、建物の被害判定を定量的に判定することが可能な「Referee-Plus」も開発し、事業損失で生じる様々な問題解決に取り組んでいます。

開発システム

開発システム

  • CADAP(被害予測システム)

    1. 被害予測の中核を成すシステムです。
    2. 工事着工前にどういう被害が生じるかを予測します。
    3. 工事着工後に発生した被害の原因を究明し特定します。
    4. 豊富なバリエーションの中から最適な検討・解析手法を提案し、疑問にお答えします。

    CADAP(被害予測システム)

  • CADAP-Jr.(影響範囲簡易算定システム)

    1. 事前調査や被害予測に必要となる「影響範囲の予測」を簡易的に算定するためのツールです。
    2. 国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS)に登録。

    CADAP-Jr.(影響範囲簡易算定システム)

  • 【CADAPシステムを使った調査事例】

    同時に行われた二つの工事の影響度をCADAP-Jrを使って判定

    発注者:○○地方裁判所民事部
    調査時期:平成21年2月
    調査内容:因果関係判定のための鑑定調査
    県発注の道路盛土と隣家宅地造成盛土により不同沈下が生じたとの訴訟案件において、裁判所から鑑定依頼を受けた事例。
    詳細な建物の沈下測定とCADAP-Jrを用いた盛土による沈下量の試算結果から、各工事の影響度を定量的に求め、因果関係を明確にした。

    検討モデルと沈下量試算結果

  • Referee(被害判定支援システム)

    1. 事後調査時の被害判定に使用します。
    2. 工学的な判断を取り入れ、被害判定に偏りが生じ難くなります。
    3. 国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS)に登録。

    Referee-Plus(建物被害判定システム)

    1. 工事の掘削や振動に起因する被害を定量的に判定します。
    2. CADAP-Jr.とRefereeの解析部を統合することによって、さらに機能アップしました。
    3. 東京都建設局新技術情報データベースに登録。

    Referee(被害判定支援システム)